城崎温泉あさぎり荘通信局
Vol 21 吾唯知足つくばい


 石庭で有名な京都龍安寺の茶室前に知足のつくばいがあり、水戸光圀が寄進したものだそうです。彫ってある字は水溜のところを口くちの字として「吾唯知足」(われ ただ たるを しる)と書いてあります。禅のことばで「足るを知る人は貧しいといえども即ち富めり、不知足の者富むといえども、しかも貧し」とか。
 ありました、城崎に同じものが。以前にもご紹介した石庭もある極楽寺山門をくぐったところにある手水鉢に同じ字が書いてあります。(写 真)
 その昔、道智(どうち)上人が、温泉湧出を祈る「行」を続けているとき、「独鈷」(金属製の仏具)で岩壁をつついて出た水で、真夏の日照りにも涸れず湧き続ける不思議水。  独鈷でつついて出たので「独鈷水」です。無病長寿のご利益があるとか。
 この「知足のつくばい」へ注がれているのが、独鈷水なんです。手をすすぐだけでありがたそうです。そぞろ散策の一箇所にどうぞ。
城崎はまもなく本番。あさぎり荘秋バージョン、皆様にご満いただけるよう、おもてなしに努めます。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
15.10
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